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もう半分 mou-hanbun
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千住大橋を渡り、江戸へ来て野菜を売る八百屋の爺さんの楽しみは帰りの一杯。この爺さん、おかわりをするときに「もう半分」という変な癖がある。聞くと、その方が少しでも長くお酒を楽しめるからだとか。ところが爺さんが大金を店に置き忘れる。それに眼をつけた酒屋のおかみは主人と相談し、その金を……。
How to read
生まれたばかりの赤ちゃんが、おじいさんの顔をしている…、当たり前の姿でないことの怖さを、文字の形で表現しました。文字の一部を欠けさせると、それだけで不気味に感じます。あるべき形でないことへの根本的な恐れを感じるのかもしれません。
copyright 2011 Akiko WATANABE