rakugogram

文違い humi-tigai
Outline
新宿の女郎、お杉が、情夫の芳二郎から三十両を無心された。眼の病気を治すためだという。そこでお杉は、自分のお客の男二人をだまして芳二郎へのお金を工面する。しかし、芳二郎が落とした手紙を盗み読むと、お杉から金を巻き上げようとする他の女との算段が記してあった。一方、お杉の客も、お杉が自分をだまして別の男に金を渡したことを知り……。
How to read
三人の男と一人の女郎の入り組んだ人間関係を、見てわかりやすいように色分けし、人ごとに時系列で台詞を配置し、この話のキーになる手紙のようにじゃばら折りの本にしました。「さっきあの男に言った台詞とおなじ台詞を、今、別の男に言っている」そんなシーンの繰り返しがよく分かります。登場人物のからみかたを楽しんでください。。
copyright 2011 Akiko WATANABE